案じてばかりで産めない

海外旅行とか、全然案じてないじゃんって話ばかり書いてます。

年末年始ロンドン・パリ一人旅(ロンドン編③ ようやく訪れた優雅な1日)

朝ごはん毎日同じメニュー……

 

今日はフォートナム&メイソンに行きます。まだクリスマス期間なのでデパートの外観そのものがアドベントカレンダーをイメージした装飾になっていて最高。これが見たかったの!ショーウィンドウは猫のクリスマス。

 

店内は想像していたよりもこじんまりと可愛らしく、床や柱は歴史を感じる重厚なつくり。特に1階は美しいパッケージの紅茶やお菓子がたくさん積み上げられていて、店内に入った瞬間テンションはマックスに!あちこち物色してたくさんのお土産(半分以上自分用)を買った。

 

そして奮発して予約しておいたアフターヌーンティーへ♡ 上階のティールームに向かいます。1人アフターヌーンティーって結構ハードル高いなあと思いつつ……勇気を出して行ってみると明るい店内で1人なのめっちゃ目立つ、しかも周囲は日本人だらけ(笑)でもこれまでの道中でいろいろあった私は強くなったので案外平気だった。

3段プレートは1段目が小さな焼き菓子の盛り合わせ、真ん中がスコーン、一番下がサンドイッチ。スコーンがやっぱり最高だった。パサパサすぎずしっとりすぎず……しかもクロテッドクリームは容器ににぎっしり詰められているので思う存分てんこもりにできる!ジャムも2瓶(いちごとレモンカード)付きます。食べきれなかった焼き菓子とジャムはケーキ箱に入れてお持ち帰りさせてくれるので少食のあなたも体調いまいちの私も安心。
お茶は詳細覚えてないけどファーストフラッシュなのでとってもみずみずしい香りで美味しかった。

コンラッド東京もびっくりのお値段するし焼き菓子は素朴で日本のホテルアフターヌーンティーのような繊細さはないけれど……それでもやっぱり一度は行っておきたいティールームだと思います。いい思い出です。

 

続いてリベンジでハロッズへ。こちらは大きなデパートで、エスカレーターの感じが仙台三越、混雑具合は新宿伊勢丹。地下にハロッズのオリジナルグッズが揃っているので通勤用の鞄やマグカップなどを購入。日本と比べてびっくりするくらい安い…!また散財しちゃうじゃん💸

 

いったんホテルに戻り、フォートナム&メイソンで包んでもらった焼き菓子の残りを食す。箱もまたかわいいんだこれが♡
あと米に飢えていたのでライスサラダ。

 

そして今宵はオペラ座の怪人のリベンジです(①参照)。ふたたびHer majesty’s theatreへ。

あの後救急隊のお姉さんからもらった劇場支配人の名刺のアドレスに「こんなことがあったのだけど……」とメールをしたところ、体調を心配する言葉とともに「座席を用意したのでぜひ観に来てほしい」との優しいお返事を頂けていたのでした。

状況を上手く伝えられる自信がないのでチケットオフィスのお姉さんに支配人からのメールの文章を見せると、支配人を呼んできてくれた。支配人はメールの通り優しく穏やかな人で……そして想像よりずっと若くてイケメンでした✨ 
開演前の忙しい中、支配人自ら案内してくれた座席は、

 

なんと支配人用のボックス席でした。

どっひゃーー 

狼狽える私。なんだかいたたまれなくて開演まではパンフレットを読むふりでひたすら下を向いていた。

しかしひとたび幕が上がると一気にオペラ座の世界に引き込まれて後は無我夢中だった。オープニングであの有名なテーマソングとともにシャンデリアが上へと登っていく景色には全身の血液が熱くなる感覚さえあった。シャンデリアは落下が有名だけど上昇も良いです……
そして「Think of me」はやはり圧巻だった。最初の弱々しい歌声がやがて力強くなり、カルロッタの代役として舞台の上で堂々と花開く様は心が震えます。ああ思い出すと涙が……
「クリスティーヌはなぜラウルを選んだのか?」「あのキスの意味は?」とか語りたい妄想持論はたくさんあるのだけど自重しておきますね。。

とにかく素晴らしい夜を頂きました。ロンドンアンビュランスのお姉さんと劇場の皆様、本当にありがとうございます🙏

 

カウントダウンの花火を(テレビ中継で)見ながら年越し。ほんとはチケット買って花火の見えるエリアに行きたかったんだけど、体力を考えると良い選択でした。