案じてばかりで産めない

海外旅行とか、全然案じてないじゃんって話ばかり書いてます。

ハンガリー演奏旅行①(旅は予定通りに行かないもの…)

ロンドン・パリ旅行の半年前くらいの話です。

 

マチュアオーケストラの演奏旅行でハンガリーへ行くことになった。土日と祝日に有休を3日加えた6日間。恐る恐る言い出してみると、職場の人たちは案外快く送り出してくれた。 直行便がないので乗継は必須。時間を有効に使えることを第一に、夜中に日本を出発する便を選んだ。 退勤後、いったん帰宅して入浴・夕食を済ませ、22:00頃家を出た。羽田に着き、wifiを受け取ってからカウンターへ。空いていたので出発3h前くらいだったけれど手続きしてもらえた。早速保安検査を受けて免税店へ。香水を買う!と決めていたのでいろいろ見て回り、結局(やっぱり)MIUMIUにした。

JL41便は機内食が離陸後しばらく出ない代わりに、エコノミークラスでもサクララウンジを使わせてもらえる。「プレミアムナイトフライト」として人気の便だそうだが、前情報なしだったので驚いてカウンターで3回くらい「ラウンジ?」と聞き返してしまった。でも行ってみたらビジネスクラス利用者とフロア分けてあるのウケる… 夜食はどれもおいしかった。

 

機内食はこんな感じ。


快適に過ごして定刻通りヒースロー着。朝のヒースローは霧の街だった、北ウイング…

乗り継ぎは案外簡単。チケットのバーコードを読み込ませると行き先を教えてくれるマシンもある。ハロッズやテッドベイカーで買い物したい欲をグッと抑え(次の年末にロンドン行く予定だったので)、搭乗ゲートへ。 次の飛行機はブリティッシュエアウェイズ。お姉さんの制服がかっこよい。機内はとても狭く、飲み物も全て有料だった。

 

こちらも定刻通り、11:00にリストフィレンツェ空港着。空港はけっこうショボい。到着ゲートすぐのところにスーパーがあり、ペットボトルのフルーツティーとガムを買った。

100Eという、デアーク広場への直行バスが昨年(2018)から運行していて、ガイドブックより簡単に市内に出られるようになっていた。900Ft.=400円くらい。 30分ほどで広場に到着。バスを降りると、どこもかしこも「ヨーロッパの街並み」で感激した。こじんまりした気持ちの良い街で、あっという間に大好きに。天気も良く、気分よくうろうろした。

 

オケの集合日は翌日なので、今日は一人で宿泊。バス停近くの小道に今日のアパートメントのオフィスがあり、鍵をもらった。アパートメントは水色で統一された、イケアのショールームのような部屋(実際イケアの家具だった)。広々していて一泊5000円とは思えない。どこへ行くにも便利な立地で、我ながら良い宿を見つけたと思う。

 

荷物を置き、徒歩でまずはジェルボーへ。ジェルボーはエリザベートがお忍びで通ったという憧れのカフェ。シシィ(※)カフェとジェルボースライスを注文。ジェルボースライスはザッハトルテ的なケーキで、くるみとアプリコットジャムが層になっていて美味しい。シシィカフェはグランマルニエが結構がっつり入っていて、疲れた体に回ってしまった。一回休み。お店の内装も素敵で、店員さんも親切。おみやげにチョコやクッキーも購入。※シシィ:エリザベートの愛称

 

酔いを少し冷まして、王宮へ。ブダペストの街は、中央を南北に走るドナウ川によって西岸の「ブダ」側と東岸の「ペスト」側に分かれている。王宮がある丘陵地帯がブダ、平野で市街地が広がるのがペスト。ホテルやジェルボーはペストにあるので、王宮へ行くには橋を渡る必要がある。バスで行くつもりだったが、夕日を浴びる「くさり橋」が美しすぎて、歩いて渡ることに。

するとのんびりしすぎたせいで王宮のエリアに着くころには17時を過ぎ、マーチューシャ教会が閉まってしまった。戴冠式ごっこをしたかったのに…!(ミュージカル「エリザベート」の戴冠式の場面がこの教会) 王宮の施設は大体18時までなので、漁夫の砦のテラスからの眺めを楽しむのみとしてペストへ帰った。

 

公共交通機関は検札が厳しいので、ブダペストカードという乗り放題のカードを購入しておくと便利。私はデアーク広場駅の地下にある観光案内的なところで最初に買っておいた。これを使い、地下鉄とトラムを乗り継いでゲッレルート温泉へ。ハンガリーは温泉がたくさんあるのです。ここはブダペストカードで割引がありお得。 ロッカーに着き、さあ着替えようと思った瞬間、ホテルに水着を忘れてきたことに気づき絶望した。ショックすぎる… レンタルもなく、閉館時間も迫っていたので泣く泣く諦めた。建物の写真だけ撮って帰る。

 

夕食を求めてコジドゥ・ウドヴァルというパッサージュを通ってみる。電飾でキラキラした通りにおしゃれバル的な店が並んでいるが、お酒ありきといった感じで下戸一人で入るにはハードル高め。

通り過ぎ、フードカラヴァーンという、路地にフードトラックが並ぶエリアに行ってみた。英語メニューを出しているところが少なく、消去法でフムスを食べた。なぜフムス…正直そんなにおいしくはない。ちょっと暗いし汚いし若者騒いでるし…でも1人で食べてるおばさんとかもいて居心地は良い。

 

Astoriaまで歩き、メトロに乗ってこれまた有名な喫茶店ニューヨークカフェへ。途中道に迷うし変なおじさんが寄ってくるし(超速足で撒いた)、店はめっちゃ入りづらいし店員感じ悪いしで心が折れそうに。それでもバロック調の豪華な店内はうっとり眺めていられて楽しかった。ホットチョコレート(キャラメルフレーバー)を飲んだ。ココアみたいな薄いものではなくほんとにチョコレートを溶かした濃厚なもので、本日2回目のホイップクリームもあいまって胃がとてつもなく重かった。


 デアーク広場のスーパーで翌日の朝ご飯を調達し、ホテルへ戻る。シャワー浴びて1日目終了。