案じてばかりで産めない

海外旅行とか、全然案じてないじゃんって話ばかり書いてます。

ハンガリー演奏旅行②(あちこち旅をしてまわっても、自分から逃げることはできない)

早起きしてマーチューシャ教会リベンジを計画していたが、ふつーに起きられず断念。設定が日本時間のままだったので寝起きにスマホを見て「リハ始まってる!?!?」とパニックになったがまだ8時台だった。

昨晩買っておいた朝食をのんびりと。シュニッツェル的なもののサンドイッチ、ヨーグルト、ココア。アパートメントだと部屋にレンジがあるのが便利。

 

今日からの宿はオケのみんなと同じところにしていたので、荷物を移動させる。Octogon近くのホテル。

電車もかわいいね。

リハは午後からだけど、この時点でもう10時を過ぎていたのでホテル付近を散策するにとどめることにした。

まずはドラッグストア(dm)でボディクリームやばんそうこうなど、忘れたものを入手。ハンガリー語は文字こそアルファベットだけど英語とは全く違うので、意味を推測することすらできない。日焼け止めと思って買ったものはBBクリームみたいな色のついたもので使えなかった。お買いもの結構大変…

オペラ座のショップもチラ見。改修中で外観を見られなかったのが残念。

これはどこか忘れたけどかわいかった本屋さん。

 

ランチはカフェで。コーヒーに飽きてレモネード。ピザトースト(?)はソースがとても美味しかったのだけど、出て来るのに思いのほか時間がかかり、あれもう集合時間じゃんどうしようと焦って包んでもらった。包んでもらったし店員さん親切だったしチップ払わないといけないのでは、ああでも硬貨の種類まだ区別つかないしカード払いにしよう。あれ、お兄さん金額入力済みの端末持ってきたけどこれどうすれば~~英語口から出てこねえええ… となった末、そのままカードを渡して決済してもらったので、チップは払えず、自責の念に苛まれながら集合場所に向かうことになった。チップ文化はコミュ障にはハードル高い。(学び)

 

会場のイタリア会館へ。とても立派な建物で、かつては国会議事堂として使われていたそう。舞台の後ろが巨大な絵になっていてテンション爆上がり。こんなところで演奏できるなんて……。リハは詰め詰め日程なので仕方ないとは言えハードだった。もう腕上がんない。

 

おみやげを買う時間に当てたかったので、練習後の食事会は出ず、そのままヴァーツィ通りへ。ヴァーツィ通りはみやげ物屋から良く知るチェーン店まで、様々な路面店が並ぶブダペスト一の繁華街。といっても程よい賑わいなので、東京って異常なんだなと思ったり。地下のみやげ物マーケットがあやしくて面白かった(店員がやたら褒めてくるのでちょっと怖い)。

 

昼間に学びを得たので、チップの心配がない屋台で夕食を済ませることにした。指さしオーダーができるのもありがたい。ランゴーシュというサワークリームとチーズが載った特大揚げパン、グリル野菜、ホットシナモンアップルパンチ。ランゴーシュが皿より大きくて怯んだ。

店員さんがとても陽気で、BGMに合わせて歌いながらサーブしてくれるのが楽しい。しかし街のにぎわいを横目にシェアする用のサイズの食事を1人で食べているとちょっと病みます……(飛行機で「ボヘミアン・ラプソディ」を観たことでメンタルが弱っていた)。仕事を休んで遠い異国を気ままに歩いて、こんなに楽しいことはないはずなのに、上手く立ち回れない恥ずかしい自分から逃れられない。どこか遠くに行きたいと願いながら、いざ遠くに行ってもなんだかここじゃない気がする。エリザベートオーストリアにはほとんど帰らずあちこち旅して、ハンガリーにもよく行っていたそうだけれど、あなたもこんな気持ちだったの? 

あつあつのアップルパンチが冷えた体を温めてくれた。

 

ドナウ川まで足を伸ばして夜景を見た。川越しにライトアップされた王宮が輝いていて、この景色を日々見て生きているブダペストの人々はどういう気持ちなんだろう…と想像したりした。素敵な夜。

 

ホテル近くのスーパーでお菓子などを追加購入して帰る。このホテルも内装水色づくし!