案じてばかりで産めない

海外旅行とか、全然案じてないじゃんって話ばかり書いてます。

2021京都旅行①(宇治十帖聖地巡礼)

今回の旅の目的地は宇治。ステイホームの時期に源氏物語、とりわけ宇治十帖にはまり、つらい日々の中で魂だけは宇治を自由にさまよっていたので、そろそろ身体も連れて行ってあげるかと計画した。

 

お得意パターン、金曜日定時で仕事を終わらせて、一度帰宅し荷物を入れ替えて東京駅へ。

オミクロン株が流行りだす前の12月某日、混雑した駅弁売り場で縁側寿司を購入し、新幹線に乗り込んだ。京都駅から奈良線に乗り換えて、宇治駅に着くと22:30くらい。駅の近くのビジネスホテルに泊まった。

無駄にツインにアップグレードされてた。衣かたしき…

 

翌朝。宇治十帖の世界を体感するためには「霧」を見る必要がある!と、日の出前に宇治川に行った。山の向こうが白く煙っています。

「橋姫の心をくみて高瀬さす棹のしづくに袖ぞ濡れぬる」薫(橋姫)

商店街のパン屋さんで買ったパンを朝ごはんに。宇治抹茶クリームがたっぷり入った名物「茶壺」、葱マヨチキンパン。

 

その後、開園直後の平等院鳳凰堂と併設の博物館へ。この時代は勉強不足でよく分からず。

 

川の中洲を経由して宇治十帖モニュメントへ。匂宮が浮舟を小舟で対岸へと連れ出すロマンチックな場面です。

 

さわらびの道を辿ると、八の宮の屋敷のあたりとされる宇治上神社が現れる。すぐ背後に険しい山がそびえ、姉妹の生活に思いを馳せた。さわらびの道の終わりには「総角」の古跡がある(写真撮り忘れ)。私は総角の巻が一番好き。

「鳥の音も聞こえぬ山と思ひしを世の憂きことはたづね来にけり」大君(総角)

 

これがさわらびの道↓

「見る人もあらしに迷ふ山里に昔おぼゆる花の香ぞする」中君(早蕨)

 

その後源氏物語ミュージアムへ行った。ストーリーが頭に入ってる人は六条院の再現ジオラマや垣間見体験などかなり楽しめると思います(かなり楽しんだ)。特に興味のない人はふーんで終わりそう。

 

ランチは伊藤久右衛門の喫茶で。豪華♡