案じてばかりで産めない

海外旅行とか、全然案じてないじゃんって話ばかり書いてます。

年末年始ロンドン・パリ 一人旅(ロンドン編①・オペラ座の怪人のまさかの出来事)

tabinocoというpeachが運営する旅行ブログサイトにちまちまと旅行記を書いていたのですが、このたび閉鎖されるとのことで使っていなかったこちらのブログに移行させることにしました。といっても特に移行ツールなどはないのでひたすらコピペです。

そしてけっこう昔の話も多いですが、よかったらご覧ください。

まずは2019~2020年にかけての年末年始(コロナ禍直前!)にロンドン・パリを一人旅したときの記録です。

 

2019年12月28日金曜日……暦の奇跡で生まれた9連休を活かすべく、定時で仕事を納めてそそくさと帰宅。スーツケースに荷物を詰め込み(前日までに終わらせておこうね……)、シャワーを浴びて羽田空港へ。

意外にも空港は空いていてあっという間に出国できた。(ちなみに出国ラッシュは翌日だった模様。)

今回は某社のクレカで貯めたマイルを使ってロンドンとパリを一人旅します。現地集合や単独行動はやったことあるけど、完全な1人海外は初なのでさすがに緊張してきた…… ラウンジ※でひたすらホットミルクを飲んで心を落ち着かせていた。※エコノミークラスでもラウンジが使える便です

 

機内食はこんな感じ。ダッツも出ます♡

 

ドリエルを飲んでおいたおかげで機内では7時間ほど爆睡できてすっきりとした目覚め。食後はモニターで「引越し大名!」を見るなど。いきなりミッチーのキス待ち顔から始まって照れるよ……

 

定刻通りヒースロー空港着。空港のトイレは個室が広く、スーツケースを持ち込めるのがありがたかった。着替えて洗顔・化粧し外に出られる状態に✨

到着エリアのNERO(コーヒーチェーン)でチャイラテとティーケーキ(ドライフルーツが練りこまれたほんのり甘いパン)の朝ごはん。7時過ぎてるのに外はまだ真っ暗です。本当に1人でロンドンまで来れてしまった……と実感してうれしくてたまらない。

あたたかい飲み物で元気が出たのでいざ地下鉄でロンドン市内へ。

 

オイスターというSuica的なカードを購入して地下鉄に乗ります。オイスター便利でお得なので最初に買うべし。

地下鉄は狭いし揺れるし電波入らないし突然照明が消えるしで、ぼーっとしているほかありません。でものんびりできていいね。

 

空港からピカデリー線1本で行けるEar's couart 駅近くのホテルを予約してあった。予約サイトで10ヶ月前くらいに押さえたけど朝食付き1泊13000円くらい。ロンドンほんと宿が高くてこれでもかなり頑張った方だと思います。

部屋はベッドとテーブル、小さなテレビのみの簡素なつくり。アメニティは石鹸のみ。しかし掃除が行き届いていて、スタッフが皆親切なので居心地は良いです。

 

チェックイン時間前だったけど部屋に通してくれたので荷物を置き、まずはV&A博物館へ。

ここがめちゃ大当たりだった!建物自体も美しいし展示品も細々とした装飾品や食器、昔の衣装など、私好みのラインナップ。グッズもおしゃれで実用的でお手頃価格のものが充実していていきなり散財した☺️ こちらの博物館は基本的に入場料は無料(寄付制)なので、グッズに力を入れているらしい。

お目当ては特別展のマリークワント展。トレードマークのミニスカートや男性服の要素を取り入れた服、水着なども展示されていた。‪解説を読む時間がなかったので詳細は分からないけれど、今すぐにでも着たい服たちに心踊るひとときだった。

 

中学生のときに母のいとこがイギリス留学時代の友人を家に連れてきたことがあったのだけど、私がロンドン一人旅をすると聞いてその人が案内を申し出てくれた。V&Aで待ち合わせをし、十うん年ぶりの再会。こんな顔だったっけ? 全く記憶にない。笑 ケンジントン公園の散策に連れ出してくれた。ケンジントン公園と言えば、花組公演「A Fairy Tale」で華ちゃん演じるシャーロットがモラハラ夫に見初められた()場所ですね!!

 

その後彼が学生の頃によく行ったというパブに連れて行ってもらい、念願のフィッシュ&チップスを食べた。パリパリで塩気の効いた衣と淡白な魚が美味しい。これがロンドンで唯一美味しかった食事。しかし食欲がいまいちであまり食べられず……

駅まで送ってもらい、いったんホテルに戻る。私の英会話が酷すぎたので、この旅行のレポートを後日メールする約束をした。笑

 

ホテルで仮眠を取った後、今回の旅のメイン、ミュージカル「オペラ座の怪人」を観に行きます!!

奮発してシャンデリアの落下の迫力が楽しめるという良い座先を予約しておいたのです……お値段にして宝塚SS席並み。とっても楽しみにしていて、どれくらい楽しみにしていたかというと、ロングラン記念のCDを入手し、気に入った曲にはオリジナル訳詞をつくり、テーマの「the phantom of the opera 」はそらで歌えるようにしておいたくらい……!キャーわくわく。

パンフレットを購入し、座席に向かうと隣が日本人男子大学生?の集団で陰キャの本能でビビる。そわそわしながら開演を待っていると……

 

次の瞬間、気がつくと救急車の中でした。

 

???

 

ほんとに何が起きたのか全く分からないのですが…… もらったambulance report によると、座席で倒れて数分間応答がなかったので救急車を呼ばれたようです。幸い病院に運ぶほどではなかったようで、劇場前に停車した救急車の中で血圧を測ったりしつつ回復を待ち、意識がはっきりしたので帰されました。なんの前触れもなかったのと記憶が全くないのが本当に怖い…… きっと隣の日本人の子たちが助けてくれたのだと思う……ありがとうございました。

意識が戻ると、楽しみにしていたオペラ座の怪人を見れなかったことがとても悲しくて、思わず「わたしこれを観にロンドンに来たんです……」ともらしていた。すると救急隊のお姉さんが「それは大変!」と車を飛び出して行き、しばらくして「明後日のチケットを確保してもらえるようにお願いしておいたから」と劇場支配人の名刺を持って戻って来た。なんてことなの……!完全に業務外なのに、よく分からん日本人観光客のためにここまでしてくれるなんて、優しすぎる。ホテル戻ってから泣きました。